ニュージーランドでマジワーホリのススメ

忙しい東京の生活を飛び出しのんびりと暮らせるNZへ

山内和哉さん
東京の有名イタリアンレストランで、コックとして8年間働いた後、2006年10月ニュージーランドへ。オークランドのフュージョン料理レストランで働いて、現在2カ月目になる。
「マーケットへ食材を買いに行ったり、広い芝の公園やビーチを散歩したりして、仕事を離れた生活も思いっきり楽しんでいます」と、目を輝かせる山内和哉さん。
それもそのはず、日本では東京・広尾にある有名なイタリアンレストランに勤めて忙しく、たまの休日も疲れを取るために半日寝て過ごす生活を送っていたという。
ゆったりとしたプライベートの時間を持つことは難しかった。
そんな3年前、旅行で訪れたニュージーランドで、大自然とのんびりした国民性に強くひかれた。
「オークランドは移民が多いせいか、食文化も適度に発達しています。 ここならプライベートを楽しみつつ、料理人として暮らしていけるかもしれない、と思ったんです」。
和哉さんにとっては、その直感を確かめるためのワーキングホリデーだ。
まずは3カ月間、語学学校で英文法を一から覚え直し。
その後、あるカジュアルなイタリアンレストランで職を得たが、厨房に入ってびっくり仰天したという。
「味付けが適当なうえに、味見をしないんですよ!自分のスタイルと合わないので、迷わず辞めることにしました」。
高級レストランにこだわり粘って見つけた今の仕事
ところが、再度始めた就職活動は、厳しいものだった。
高級レストラン10軒ほどに履歴書を送ったが、こうした店では現地のシェフも空きを待っている状態。
正規のワークビザを持たない和哉さんに声がかかることはなく、貯金も底をついてきた。
焦りだけが募る。
「あの2カ月は、かなり辛かったですね。もう高級レストランにこだわらなくてもいいかな、なんてあきらめかけたこともありました」と、思い出して苦笑い。
それでも粘った甲斐はあった。
友だちと食事をして気に入った一軒の高級レストラン「ライス」に問い合わせたとき、ちょうどあと少しで欠員が出るところだったのだ。
3週間の研修後、実力が認められて正式に採用され、現在に至る。
「将来は、この国で宿泊施設を併設した小さなレストランを開きたいと思っています。
イタリアンにこだわらず、自分のスタイルでこの国に合う料理を作っていきたいですね」。
若手実力派シェフは、ニュージーランドの生活を丸ごと楽しみながら、その腕を日々磨いている。














